研究課題/領域番号 |
16K10118
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター |
研究代表者 |
中村 浩幸 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 免疫アレルギー・感染研究部, 室長 (70256866)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | サイトメガロウイルス / CMV / 神経障害 / 先天性CMV感染症 / SLITRK6 / 難聴 / IE2 / 母子感染 / 神経学的障害 / 先天性サイトメガロウイルス感染症 / 細胞障害 / 神経学的合併症 / iPS細胞 / 母児感染 |
研究成果の概要 |
先天性サイトメガロウイルス(CMV)感染症では、難聴や精神発達遅滞などをともなう場合があり、感染児の予後に重大な影響を及ぼす。本研究で、当該疾患における神経・感覚器障害の発症メカニズムを解明する目的で、発症に関与する新規細胞遺伝子を探索した。ヒト神経系細胞株にCMVを感染させ発現変動する細胞遺伝子をmicroarray法で網羅的に解析した。その結果、CMV神経・感覚器障害に関与する可能性のある細胞遺伝子発現変動を複数同定した。そのうち、遺伝性難聴の原因遺伝子であるSLITRK6については、CMVにコードされるIE2蛋白質がそのC末端領域を介してSLITRK6発現抑制に関与することを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先天性CMV感染症では、難聴や精神発達遅滞などの神経・感覚器障害をともなうが、その発症メカニズムについては不明な点が多い。本研究は、ヒト神経系培養細胞を用いたCMV感染モデルの確立とその活用により、神経・感覚器障害の発症メカニズムの解明を目指すとともに、得られた知見をCMV病原性の制御に向けた新たな方法の開発へ結びつけることを目標とした。本研究成果は、CMVによる神経・感覚器障害に関与する新規細胞遺伝子産物の同定を介してCMV病原性発症メカニズムの理解を深めるとともに、CMV神経病原性の新規制御法を確立する上でも有用な情報になると考えられる。
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