研究課題/領域番号 |
16K10147
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
松下 貴史 金沢大学, 附属病院, 講師 (60432126)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 全身性強皮症 / B細胞 / BAFF / IL-6 / IL-10 / 制御性B細胞 / エフェクターB細胞 / サイトカイン / Effectro B細胞 |
研究成果の概要 |
全身性強皮症は抗核抗体に代表される自己免疫現象を背景に、皮膚・内臓諸臓器の線維化を来す自己免疫疾患である。その病態にはB細胞の活性化や分化の異常が関与している。B細胞は長らく抗体産生能が主に解析されてきたが、サイトカイン産生細胞としての機能が近年注目され始めた。今回我々は、B細胞特異的IL-6欠損マウスとIL-10欠損マウスを作成しブレオマイシン誘発強皮症モデルマウスを惹起し比較検討したところ、B細胞特異的IL-6欠損マウスでは線維化の減弱が認められB細胞特異的IL-10欠損マウスでは線維化の亢進が認められた。以上より、サイトカイン産生B細胞が強皮症の病態に関与していることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
強皮症の病態においてIL-6は非常に重要なサイトカインであり強皮症モデルマウスにおいてIL-6産生Effector B細胞の役割を解析した独創性のある研究である。さらに強皮症モデルマウスにおいてEffector B細胞/Regulatory B細胞のバランスを解析することにより、強皮症に対するB細胞をターケットとした新規治療法の発展につながる極めて意義のある重要な研究である。
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