研究課題/領域番号 |
16K10154
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
種村 篤 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (50457016)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 白斑 / 自己免疫 / メラノサイト / 尋常性白斑 / T細胞アナジー / 皮膚resident T細胞 / 色素細胞学 |
研究成果の概要 |
我々は自己免疫性白斑症例末梢血に於ける、メラノサイト特異的CD8 T細胞の増加に加えその機能解析の一つとして、制御性T細胞機能の破綻を証明するため、上記2細胞分画を単離し共培養を行い細胞分裂の程度を解析した。その結果、健常人に比べ有意に白斑患者末梢血でCD8 T細胞の分裂が維持されており、制御性T細胞の抑制機能が白斑症例で破綻していることを証明した。一方、制御性T細胞を含めた各種T細胞分画の比率・数は変化していなかった。現在白斑皮膚からIFN-g産生CTLの単離に成功しており、その単細胞網羅解析にて表現型の同定を試みている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
白斑の病態は未だ完全に解明されておらず、本研究によりメラノサイトに対する自己免疫応答をキーワードとした病態の一端を実際の白斑症例を用いた実験で証明した。本研究のようにメラノサイト障害性T細胞を制御する制御性T細胞の機能に着目した研究はこれまで数少なく、今後白斑の新規創薬ターゲットになる可能性を示したことは、学術的・社会的意義があると考える。
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