研究課題/領域番号 |
16K10173
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
|
研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
天羽 康之 北里大学, 医学部, 教授 (10306540)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 毛包幹細胞 / ネスチン / 心筋再生 / 再生医療 / 神経再生 / 再生医学 |
研究成果の概要 |
我々は、ヒトの頭部毛包から分離した毛包幹細胞 (human HAP (hHAP) stem cells) を用いて、心筋細胞への分化能を明らかにした。さらに我々は、移植可能なヒト頭部毛包由来の心筋シートの作製と、脊髄損傷部に移植可能な毛包幹細胞を組み込んだバイオマテリアルシートの作製、さらに移植後の安全性の確認を行った。本研究成果は有効な治療法の存在しない心機能低下患者への拍動する心筋シートを用いた再生医療と、脊髄損傷部の再生医療につながると考える。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
毛包幹細胞 (hHAP stem cells)を用いた再生医療は、皮膚という最も採取しやすい部位に分布している毛髪から簡便な方法で採取、利用することができる。また、hHAP stem cellを用いた再生医療の臨床応用においては、自己の毛包幹細胞を活用することができるため、拒絶反応の問題が少なく、他の生体幹細胞、iPS細胞やES細胞と比較して、腫瘍化の危険性が少なく、倫理面の縛りを受けず、安全性の高い治療法になることが期待される。
|