研究課題/領域番号 |
16K10199
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
鈴木 俊光 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, 研究員 (20373318)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | てんかん / EFHC1 / 若年性ミオクロニーてんかん / マウスモデル / 年性ミオクロニーてんかん / myoclonin1 / コンディショナルノックアウトマウス / JME |
研究成果の概要 |
脳室壁を覆う上衣細胞でCreを効率よく発現するrAAVを作製するために、どの血清型のrAAVが効率よく感染するのか、また効率良く感染する導入時期も併せて、発現の確認を行い同定した。胎生期内側基底核原基(MGE)由来のタンパクをiTRAQで標識し、定量的プロテオミクス解析を実施し、結果を得た。DREADDに関する検討については、痙攣感受性についての結果を蓄積しつつある。また、myoclonin1機能不全を誘導したマウスのけいれん感受性の評価を行い、まだ使用動物数が少ないために最終的な結果ではないが、痙攣閾値が低下する傾向を示す結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在までに同定されている特発性てんかん原因遺伝子のほとんどがイオンチャネルをコードしている。特発性全般てんかんの多くがチャネル病であるとするなか、申請者らは非イオンチャネルEFHC1遺伝子から若年性ミオクロニーてんかん患者に特異的な変異を発見した。本研究での成果は、新規てんかん発症機序の解明につなげる知見として貢献する。EFHC1遺伝子変異により引き起こされるてんかんの発症メカニズムを理解することは、若年性ミオクロニーてんかんばかりではなく、てんかん全体の発症メカニズムの理解にもつながると予想でき、今後、診断・治療法の開発および改良にも大きく寄与することが期待される世界的に重要な研究である。
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