研究課題
基盤研究(C)
レビー小体型認知症(DLB)を他の老年性認知症等と判別する新規血清バイオマーカー候補DLB/nonDLB-4P及び-2Pモデルについて、構成ペプチドの同定、定量、機能解析を試みた。4090m/zのペプチドは血液凝固因子の断片と同定された。1737m/z, 2898 m/z, 4052 m/z, 4090m/zのペプチドに対し、安定同位体を標識した内部標準を各々作製し質量分析で定量したところ、全て20pmol/μL以下の範囲でR2>0.96の直線性が得られ、高い定量性が示された。これらのペプチドはヒト海馬由来細胞の液性因子の分泌を変化させ、神経細胞の機能に影響する可能性が示された。
DLB/nonDLB-4P及びDLB/nonDLB-2Pモデルを構成するペプチドを全て同定し定量系が構築されれば、DLBを血液検査で診断することが可能となり、早期発見や治療の有効性の判断に簡便に用いることが出来る可能性が高い。アルツハイマー型認知症との鑑別診断も可能となる。また、上記ペプチドは神経細胞の機能を変化させることよりDLBの病態への関連が考えられ、これらペプチドの生成過程を調整することによりDLBの病態を改善出来る可能性がある。
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すべて 雑誌論文 (14件) (うち査読あり 14件、 オープンアクセス 12件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (34件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件)
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