研究課題/領域番号 |
16K10253
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
村山 桂太郎 九州大学, 大学病院, 助教 (20645981)
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研究分担者 |
中尾 智博 九州大学, 大学病院, 講師 (50423554)
樋渡 昭雄 九州大学, 医学研究院, 准教授 (30444855)
光安 博志 九州大学, 大学病院, 特別教員 (00533176)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | エンドフェノタイプ / 強迫症 / 認知機能障害 / 脳画像 / 安静時脳内ネットワーク / 安静時脳機能画像 / 認知的非柔軟性 / 強迫性障害 / 脳神経画像 / 神経心理機能 / 脳・神経 / 神経心理 |
研究成果の概要 |
本研究では強迫性障害(OCD)の患者とその両親、同胞を対象とし、脳画像解析と神経心理機能検査を用いて、中間表現型を同定することでOCDの客観的な指標を用いた生物学的異種性を明らかにすることが目的であったが、両親や同胞は当初予定の30名をリクルートすることができず、本研究の当初の目的は完遂できなかった。 しかし、OCD群と健常コントロール群の二群比較を行い、安静時においてOCD群は背側尾状核と前島部を含むいくつかの脳領域との機能的結合の増大が認知的柔軟性の低下と関連していることを導き出し、海外の学会にて報告した。現在結果を海外の専門雑誌に投稿し査読中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬剤を内服していない強迫症における安静時脳内ネットワークの研究報告は世界的にも数が少ない。本研究ではそのような強迫症においては、健常群と比較して安静時における脳ネットワークの異常、特にデフォルトモードネットワークや顕著性ネットワークの機能的結合の低下と認知的非柔軟性の低下が関連していることを導き出した。このことは強迫症の脳ネットワークの機能的結合の異常と認知機能障害に関連があるという貴重な知見を報告でき、学術的意義があったと考える。
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