研究課題/領域番号 |
16K10267
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
石川 洋一 東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 助手 (60361200)
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研究分担者 |
古本 祥三 東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 教授 (00375198)
岩田 錬 東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 名誉教授 (60143038)
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研究協力者 |
寺崎 一典 岩手医科大学, 医学部, 准教授 (60285632)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | PET診断プローブ / メチオニン / ペプチドタンパク質標識 / 自動合成 / マイクロリアクター合成 / 分子プローブ / PET / 分子イメージング |
研究成果の概要 |
11C-標識タンパク質の無細胞合成を目的に、[11C]メチオニン(MET)を高濃縮で合成する自動装置を開発した。[11C]チルトリフレートを本装置内に導き、電子冷却された微少チューブ内で先ず捕集濃縮した後、これを極少量の気体(~50μL)として極少量の前駆体溶液(10μL)を保持した使い捨てフィルターに通して[11C]METを合成した。次に、市販のOasis MAXによる固相抽出により[11C]METを微小容量(~200μL)で回収することに成功した。捕集と回収条件を最適化し、11C-標識タンパク質の無細胞合成に利用可能な[11C]METを迅速かつ再現性良く高収率で得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
創薬分野では、開発コストを下げるため培養細胞を用いない無細胞タンパク質合成法を応用した開発が盛んに行われている。この技術を応用した[11C]メチオニンからの11C-標識ペプチド・タンパク質合成法は新規性と応用性が高く、今後の展開が期待される。また本研究で開発された極少量スケールでの合成技術を応用することで、高品質の11C-標識プローブ合成の開発につながり、PET診断法の発展に大きく寄与することが期待される。
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