研究課題/領域番号 |
16K10310
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
子安 裕美 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 非常勤講師 (70610426)
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研究分担者 |
川田 紘資 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 助教 (00585276)
河合 信行 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (20724561)
松尾 政之 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (40377669)
野田 佳史 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (60643020)
五島 聡 岐阜大学, 医学部附属病院, 准教授 (90402205)
棚橋 裕吉 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (40724563)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 膵臓 / MRI / 膵 / 慢性膵炎 / 放射線 |
研究成果の概要 |
早期慢性膵炎は確定診断が得られる症例数が限られたため、今回は細胞外液分画を算出し、膵線維化との相関が報告されているHbA1c値との関係を検討した。 45名の患者にT1 mapping pulse sequenceを撮像。造影前後の膵実質および大動脈のT1値から細胞外液分画を算出し、HbA1c値との相関および非糖尿病群、境界型糖尿病群、糖尿病群の3群比較を行った。細胞外液分画はHbA1c値と中等度の正の相関を示し、糖尿病群において他の2群と比較して有意に高値を示した。細胞外液分画が膵線維化の程度を予測する指標となる可能性が示唆され、早期慢性膵炎患者においても今後の臨床応用が期待できる結果となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性膵炎は、膵内外分泌機能の低下により消化吸収障害や糖尿病を生じ、また膵癌の発癌リスクがあることも明らかとなっている。しかしながら、診断には侵襲性の高い超音波内視鏡を用いた生検などの精査が必要であり、非侵襲性で簡便に施行できる評価基準が強く求められている。今回の研究によりMRIのT1 mappingという定量画像を用いて、非侵襲的に膵の線維化を推測することが可能となり、早期慢性膵炎診断への応用にも今後期待が寄せられる。
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