研究課題/領域番号 |
16K10336
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
沖崎 貴琢 旭川医科大学, 医学部, 教授 (10322893)
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研究分担者 |
片山 隆行 旭川医科大学, 医学部, 講師 (70396365)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ドパミントランスポーター / ドパミントランスポータ |
研究成果の概要 |
I-123 FP-CITの線条体集積を定量的に評価する各種アルゴリズムを開発、解析用ソフトウェアを作成し、これを用いて実際のびまん性レビー小体型認知症を対象として、その再現性を検証した。我々が発案したDistance Weighted Histogram(DWH)を用いることによって高度に観察者内及び観察者間の再現性が向上することを示した。DWH法に関しては特許出願も同時に行っている(特願2015-242722、特願2016-234071)。またパーキンソン病患者を対象とした研究では、従来法と比較して統計学的に有意に我々が開発したDWH法による定量値は専門医による視覚的な評価と一致した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パーキンソン病やびまん性レビー小体型認知症では脳の線条体のドパミントランスポータが減少することが知られています。従ってこれらの病気の診断に、線条体のドパミントランスポータに集積する薬剤量を測定することが有用と考えられます。私たちはヒストグラムを利用し、数学的に脳の輪郭を正確に抽出する手法を開発しました。実際にこの方法は安定してドパミントランスポータを評価できること、また専門医の診断と左右差が良く一致することを報告しています。この手法が多くの病院で利用できるようになれば、より正確に病気の評価が可能となり、患者さんにとっては最適な治療を受けることがより容易となり、メリットがあるものと考えられます。
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