研究課題/領域番号 |
16K10343
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
香田 渉 金沢大学, 医学系, 准教授 (30401920)
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研究分担者 |
蒲田 敏文 金沢大学, 医学系, 教授 (00169806)
吉田 耕太郎 金沢大学, 医学系, 助教 (30645130)
南 哲弥 金沢医科大学, 医学部, 教授 (60436813)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | IVR / 癌 / 血管透過性 / 微小環境 / 光音響イメージング / インターベンショナルラジオロジー |
研究成果の概要 |
ICGを注入して光音響イメージングを行うことにより、生体内の腫瘍および組織におけるICGの血管外漏出像を観察することが可能であり、組織の血管透過性の変化をリアルタイムに画像的に評価する手法を確立することができた。また、光音響イメージングにより生体内の組織酸素飽和度を評価することが可能であり、虚血再灌流24時間後の腎酸素飽和度はその後の腎組織障害度に相関した。CO2の動注により肝内動脈枝は拡張し、肝の腫瘍濃染は明瞭化した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝癌自然発生モデルラットの作成ならびに血管造影手技を成功させ、原発性肝癌に対するIVRの動物実験系を確立した。また、光音響イメージングによる生体内での腫瘍の血管透過性ならびに組織酸素飽和度のリアルタイム評価法を確立したことは、今後の腫瘍微小循環系に関するin vivo実験に大きく寄与する。さらに、光音響イメージングにより、治療による血管透過性の変化をいち早く検出できること、早期の組織酸素飽和度の評価がその後の組織障害度と相関することを示したことは、微小環境の制御と評価が新しい治療の開発に重要であることを示唆している。
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