研究課題/領域番号 |
16K10349
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
山口 雅人 神戸大学, 医学部附属病院, 准教授 (10457096)
|
研究分担者 |
上嶋 英介 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (40645561)
岡田 卓也 神戸大学, 医学部附属病院, 特命講師 (80514786)
杉本 幸司 神戸大学, 医学部附属病院, 特命教授 (90314476)
祖父江 慶太郎 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (90622027)
|
研究協力者 |
片山 直人
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 炭酸ガス / 動注化学療法 / 抗癌剤増感作用 / 動脈内炭酸ガス注入 / 医学 / がん / IVR |
研究成果の概要 |
本研究はウサギ腫瘍モデルに対する炭酸飽和水動注療法の抗腫瘍効果および抗癌剤(シスプラチン)の増感作用を検討することを企図したものである。 肝臓に腫瘍(VX2)を移植した日本白ウサギ40羽に対して、移植後3週に肝動脈まで挿入したカテーテルより炭酸ガス飽和水を注入した。対象をコントロール群、炭酸群、シスプラチン群、混合群の4群に分け、注入3日目、7日目に造影CTでの腫瘍体積を計測を行い、7日目に安楽死後、低酸素やアポトーシスの評価を行った。 結果は炭酸群、混合群で腫瘍増大効果の抑制がみられ、炭酸関連の2群では低酸素、アポトーシスの誘導が認められた。さらに混合群ではシスプラチン増感作用が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究においてウサギ腫瘍モデルに対する炭酸飽和水動注療法の有効性が示唆され、炭酸ガス研究の発展に寄与するものと考えられる。また炭酸飽和水動注療法の安全性や有効性をさらに研究し、実臨床への使用が可能となれば、肝細胞癌を始めとした肝腫瘍に対する動注化学療法において容易かつ安価に腫瘍の治療効果を高めることが可能となり、臨床的意義は非常に高いものと考えられる。
|