研究課題/領域番号 |
16K10461
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
大坪 竜太 長崎大学, 病院(医学系), 助教 (80570043)
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研究分担者 |
中島 正洋 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 教授 (50284683)
矢野 洋 長崎大学, 病院(医学系), 講師 (50380887)
永安 武 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80284686)
馬場 雅之 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 研究協力員 (90771957)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 甲状腺乳頭癌 / リンパ節転移 / Semi-dry dot-blot法 / 病理学 / 甲状腺 / 癌 |
研究成果の概要 |
本研究では、入割したリンパ節(LN)の洗浄液中の蛋白を用いて転移を診断する新規手法であるSemi-dry dot-blot(SDB)法を甲状腺乳頭癌のリンパ節転移診断に応用する。 甲状腺乳頭癌 40症例から161個のLNを採取し、最大割面で二分割し洗浄した液体に含まれる細胞から蛋白を抽出した。一方洗浄を終えたLNは通常の病理組織診断に提出し、洗浄液を用いたSDB法と病理組織診断の診断を比較した。SDB法に使用した抗体は AE1/AE3、抗サイログロブリン抗体、抗TTF-1抗体の3種類で、各々の感度/特異度は、33/100%、50/100%、57/96%であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
過去の研究において乳癌でのSDB法は感度・特異度・一致率ともに90%以上と高精度で、臨床的にも術中迅速病理診断に応用可能であるため、市販化を見据えた本法のキット化に着手している。しかし、甲状腺乳頭癌においては抗汎サイトケラチン抗体(AE1/AE3)、抗サイログロブリン抗体、抗TTF-1抗体を用いたSDB法の感度が低い事が判明したため、今後これら以外の抗体での評価が必要である。また、引き続き乳癌におけるキット化を継続しながら、悪性黒色腫などへのSDB法の応用を検討したい。
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