研究課題/領域番号 |
16K10501
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
木村 和恵 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (70631927)
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研究分担者 |
沖 英次 九州大学, 大学病院, 講師 (70380392)
佐伯 浩司 九州大学, 大学病院, 講師 (80325448)
中島 雄一郎 九州大学, 医学研究院, 助教 (40733564)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 食道扁平上皮癌 / がん幹細胞 / CD44v9 / 食道癌 / 化学放射線治療 |
研究成果の概要 |
食道扁平上皮癌においてCD44v9は原発巣よりリンパ節転移部で高発現していた。腫瘍先進部ではCD44v9発現は深達度が深く、EMT症例が有意に多かった。また、有意に予後不良であった。以上から腫瘍先進部のCD44v9発現が、EMTおよび予後不良に関与することが示唆された。また、CD44v9発現と遊走能・浸潤能、増殖能、抗酸化能との関連を検討したところ、食道扁平上皮癌深部浸潤部のEMTに伴い発現が誘導され、腫瘍細胞の遊走能・浸潤能の亢進、さらに悪性度獲得に寄与すると考えられた。以上からCD44v9は食道扁平上皮癌における腫瘍浸潤能や予後不良因子の一つと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CD44のバリアントアイソフォーム(CD44v)の発現は、遠隔転移と関連していることが報告されており、がん幹細胞のマーカーの一つと考えられていた。 食道扁平上皮癌におけるCD44v9の発現と臨床病理学的因子および転移獲得能に関与するか明らかにした。CD44v9の高発現症例は深達度が深く、予後不良であった。食道扁平上皮癌深部浸潤部のEMTに伴い発現が誘導され、腫瘍細胞の遊走能・浸潤能が亢進し、悪性度獲得に寄与すると考えられた。以上から、本研究において、CD44v9の発現は食道扁平上皮癌における予後不良因子のバイオマーカーとなり、治療標的因子となりえることが示唆された。
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