研究課題/領域番号 |
16K10521
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
李 相雄 大阪医科大学, 医学部, 講師 (40368080)
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研究分担者 |
赤尾 幸博 岐阜大学, 大学院連合創薬医療情報研究科, 特任教授 (00222505)
田代 圭太郎 大阪医科大学, 医学部, 講師 (20645527)
河合 英 大阪医科大学, 医学部, 講師 (40465604)
内山 和久 大阪医科大学, 医学部, 教授 (80232867)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 胃癌 / 胃液 / 細胞外小胞 / Extracellular Vesicles / Exosome / Microvesicles / 微小環境 / EVs / エクソソーム / マイクロベジクル / 超遠心法 / 医療・福祉 / 4型胃癌 / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
胃癌患者胃液中の細胞外小胞の抽出と機能解析に取り組んだ。胃液は粘調度が高く、細胞外小胞の抽出が困難であったため、研究課程で様々な独自の処理を加えた後に、超遠心法により抽出を試みた。抽出産物に多面的な解析(形態学的解析や、蛋白マーカー解析、含有microRNA解析など)を実施し、抽出物が細胞外小胞の特徴を有していることを確認した。更に、正常繊維芽細胞に抽出物を曝露し、線維芽細胞が増殖傾向を示すことを同定した。これらの結果から、胃癌患者の胃液中には細胞外小胞が含まれ、周囲の微小環境を癌に有利な状況に調整していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん患者の血液や尿など様々な体液中の細胞外小胞に対する解析がなされているが、本研究では、粘調度によりこれまで抽出が試みられてこなかった胃液中にも細胞外小胞が含有されることが同定された。また、がん細胞から放出されるであろう胃液中の細胞外小胞が周囲の微小環境に影響を与えることが示唆された。本研究成果により、がんにおける細胞外小胞の役割がより付加されたと考える。また本研究は、胃癌患者の胃液という臨床試料を用いた検討でありより臨床を反映した研究成果であると考える。
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