研究課題/領域番号 |
16K10585
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 東京大学 (2018-2019) 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 (2016-2017) |
研究代表者 |
山本 順司 東京大学, 医学部附属病院, 登録研究員 (40342654)
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研究分担者 |
緒方 衝 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 臨床検査医学, 准教授 (00531435)
川内 聡子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 防衛医学研究センター 生体情報・治療システム研究部門, 講師 (20506505)
青笹 季文 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 外科学, 准教授 (40649034)
佐藤 俊一 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 防衛医学研究センター 生体情報・治療システム研究部門, 教授 (90502906)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 拡散反射スペクトル計測 / 脂肪肝 / 脂肪肝炎 / 脂肪性肝疾患 / 拡散反射スペクトル / 炎症 / 非アルコール性脂肪性肝疾患 / 非アルコール性脂肪肝 / 非アルコール性脂肪肝炎 / 光学計測 / マウスモデル / 光学診断 / 可視光 / 近赤外光 / 拡散反射光 |
研究成果の概要 |
炎症を伴う脂肪肝の状態を評価するために、拡散反射スペクトル(diffuse reflectance spectroscopy (DRS))法の有用性を評価した。STAMマウス肝でDRS測定と肝組織病理学的評価を行った。遠赤外光1204 nmでのDRSの2次微分値は脂肪肝スコアと強い相関を示し(r=0.9118, p<0.0001, n=5)、可視光領域でのDRSの1次微分値の差(570 nm-550 nm)は炎症スコアと強い相関(r=0.5260, p=0.0172, n=5)があった。我々のDRS測定系は炎症を伴う脂肪化状態すなわちNASHの診断に有用であることを示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メタボリックシンドロームに合併する脂肪肝は近年大きな社会経済的問題となってきている。飲酒歴のない脂肪性肝障害である非アルコール性脂肪性肝疾患nonalcoholic fatty liver disease (NAFLD)患者の10~15%が非アルコール性脂肪肝炎nonalcoholic steatohepatitis (NASH)に発展し、NASHの10~25%は肝硬変に移行し、さらに肝硬変になると5年で10%を超える発癌がみられる。本研究は上記病態を簡便に非侵襲的に検出する光学的手法の有用性を検討したものである。実用化されれば、本病態の診断治療に貢献しより健康な社会を実現することができる。
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