研究課題/領域番号 |
16K10586
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
山下 洋市 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特任准教授 (00404070)
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研究分担者 |
井嶋 博之 九州大学, 工学研究院, 教授 (10274515)
辻田 英司 独立行政法人国立病院機構福岡東医療センター(臨床研究部), 独立行政法人国立病院機構福岡東医療センター臨床研究部, 外科医長 (20389414)
相島 慎一 佐賀大学, 医学部, 教授 (70346774)
白木川 奈菜 九州大学, 工学研究院, 助教 (90724386)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ミニチュアヒト肝臓 / 脱細胞鋳型肝臓 / ヒト初代培養肝細胞 / 不死化ヒト肝細胞 / ex vivo還流培養 / 浸潤・転移 / 肝細胞癌 / ex vivoモデル / ヒトiPS細胞 / 再生医工学 |
研究成果の概要 |
ラット摘出肝へのトリトンXの門脈還流により精緻な脈管構造を維持した脱細胞鋳型肝臓の作成に成功した。新しく人工肺装置を循環回路に組み込む事で最大2日間のex vivo還流培養を可能とした。ヒト初代培養肝細胞の採取プロトコールを確立し、肝動脈から播種・灌流培養する方法で類洞様構造を持つミニチュアヒト肝臓を創生した。遺伝子導入によりヒト初代培養肝細胞の不死化を実現したが肝特異機能が1/10に低下していた。還流回路にキーエンスを組み混み、循環する癌細胞を可視化する事に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミニチュアヒト肝臓の創生と高酸素供給を実現したその還流培養法の確立は、現在培養細胞で代替的に行われている新規薬物の毒性試験へ応用できる可能性がある。また、スケールアップする事で、ヒトの肝臓を創生する事が可能となり、移植グラフトなどへ応用できる可能性がある。初代培養を不死化する事で、スケールアップの際に最も問題となる細胞量の確保を克服できる可能性がある。
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