研究課題/領域番号 |
16K10595
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
田島 義証 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (20264228)
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研究分担者 |
浦野 健 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (70293701)
西 健 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (80538893)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | モノクローナル抗体 / 膵がん / 早期診断 / 治療法 / がん表面抗原 / バイオ医薬品開発 |
研究成果の概要 |
ヒト膵がん細胞株を免疫源として、がん細胞表面を認識するマウスモノクローナル抗体を産生する2種類のハイブリドーマを樹立した。質量解析の結果、4-6.8は上皮成長因子受容体(EGFR)を認識する抗体であった。12-13.8はプロテインアレイ解析および遺伝子ノックアウト解析により抗原として膜タンパク質を同定した。12-13.8は1)ヒトがん組織を用いた免疫組織学的解析でがん細胞表面を特異的に染色し、2)その染色強度は肺がんおよび膵がん患者の予後と相関していた。3)担がんモデルマウスにおいて、同標識抗体の腫瘍部への集積、4)同抗体修飾抗腫瘍薬内包リポソームによる腫瘍増殖抑制効果を有することを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒト膵がん細胞株MIA PaCa-2を免疫源として樹立した、がん細胞表面を認識するマウスモノクローナル抗体12-13.8はその染色強度は肺がんおよび膵がん患者の予後と相関しており、同抗体修飾抗腫瘍薬内包リポソームを用いた治療実験により腫瘍増殖抑制効果を有することを確認した。12-13.8はがんの早期診断・予後診断、さらにバイオ医薬品開発の重要なシーズとなる。
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