研究課題/領域番号 |
16K10605
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
|
研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
志村 龍男 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (00282393)
|
研究分担者 |
竹之下 誠一 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (10167489)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | galectin-3 / 胆管癌 / 胆道癌 / 癌 |
研究成果の概要 |
胆管癌切除標本において、galectin-3の免疫染色を行うと、癌先進部やリンパ節転移部、多臓器転移巣において癌細胞核内にgalectin-3が局在しており、この所見を認める症例は予後不良であることを報告した。これらの結果を踏まえて胆管癌細胞株であるHuCCT-1を用いてgalectin-3の核内移行メカニズムの検討を行ったこれまでの報告にて、beta-cateninおよびGSK-3betaとの関連が認められているため、これらの阻害薬の濃度を変えて添加して同様の実験を行ったが、核内への移行を阻害することはできなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝外胆管癌は、いまだ予後不良であり、標準治療といわれるものが確立されていない。胆管癌切除標本において、galectin-3の免疫染色を行うと、癌先進部やリンパ節転移部、多臓器転移巣において癌細胞核内にgalectin-3が局在しており、この所見を認める症例は予後不良であることを報告した。胆管癌において血液中galectin-3濃度が高値(10.2 ng/ml以上)群では有意に予後不良であり、Cox比例ハザードモデルでは独立予後因子であった。今後の胆管癌治療において、galectin-3の核内発現が新たなバイオマーカーとなり得ることを報告できた。
|