研究課題/領域番号 |
16K10644
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
心臓血管外科学
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
神吉 佐智子 大阪医科大学, 医学部, 助教 (40411350)
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研究分担者 |
渡邊 房男 大阪医科大学, 医学部, 准教授 (40183719)
三重野 繁敏 大阪医科大学, 医学部, 非常勤講師 (10411373)
福原 慎二 大阪医科大学, 医学部, 助教 (70764984)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 虚血再灌流傷害 / 組織特異的ペプチド / 心筋虚血 / 虚血性心不全 / 心筋保護治療 / 虚血 / 低酸素培養 / 心筋細胞 / 虚血性心筋症 / ペプチド創薬 |
研究成果の概要 |
虚血心筋特異的ペプチド(Ischemic Myocardium Targeting Peptide; IMTP)は静脈内投与によって虚血障害を受けた心筋組織に特異的に集積するが、その機序を解明するために、培養細胞測定系を確立した。虚血再灌流による細胞傷害については、シアン化化合物による無酸素状態下での細胞内のLDH活性、ATP, ADP, AMP量で評価した。蛍光タグをつけたIMTPペプチドの取り込みは、虚血再灌流傷害細胞では確認できなかった。アフィニティ精製で得たIMTPペプチド受容体候補タンパク質5種についてもHEK293細胞で発現させ虚血条件下での障害の程度を測定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
In vivoで確認された事象をin vitro実験系で再現することは困難であることが多い。組織親和性ペプチドの親和性のメカニズムや虚血再灌流による細胞傷害のメカニズムを検討するために、培養細胞で虚血再灌流傷害を惹起しその程度を評価できる測定系の確立を試みた。細胞内アデニンヌクレオチドと乳酸の測定による細胞障害の判定は、今後の詳細な虚血再灌流傷害機序の解明に寄与することが期待される。
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