研究課題/領域番号 |
16K10693
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器外科学
|
研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
臼田 実男 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (60338803)
|
研究分担者 |
井上 達哉 日本医科大学, 医学部, 助教 (00408139)
|
研究協力者 |
土田 敬明
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 末梢型肺癌 / 光線力学的治療 / レーザー / ファイバープローブ / 肺癌 / プラスチックファイバー / レーザープローブ |
研究成果の概要 |
末梢型肺癌に対する光線力学的治療のために、末梢肺野に誘導しレーザー照射可能なプイラスチックファイバーを開発した。このレーザープローブは、気管支の解剖学的な湾曲にも対応して末梢肺へ誘導可能な柔軟性を有していた。プローブの先端の形状を砲弾状にすることで、末梢肺野に誘導するガイドシース内をスムーズに誘導・操作性可能であった。また、このレーザープローブは血液が付着しても熱発生が生じずらく、安全にPDTを施行することができると期待される。また、実際の治験に向けたプロトコールを作成しPMDAと一致した見解を得ることができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
末梢小型肺癌に対する経気管支鏡的な治療法は、世界でまだ例がなく、世界に先駆けて行う非常に高いオリジナリティーを有する研究である。この新しい内視鏡肺癌治療は、低侵襲、低コスト、高い抗腫瘍効果のために、今後10年先を見越した超高齢化社会を迎える我が国に非常に重要な治療法になる。放射線治療、化学療法、手術などと比較して低コストであり医療費増加の抑制に貢献できる。「早期胃癌に対する内視鏡治療の確立」のように、早期肺癌に対する新たな内視鏡治療として、「切らずに治す治療法」として全世界に普及し、我が国の内視鏡医学関連産業界に対しても多大な波及効果を生み出すものと期待される。
|