研究課題/領域番号 |
16K10721
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
杉本 香奈 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (00581034)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 脳梗塞 / 磁気共鳴画像法 / 免疫細胞動態 / マクロファージ / 磁気共鳴イメージング / 細胞追跡 |
研究成果の概要 |
本研究では、超高磁場11.7T MRI(磁気共鳴イメージング)を用いて、脳梗塞モデルラットにおける免疫細胞の細胞動態を撮影した。マウスでは脳虚血障害領域と細胞動態追跡画像を組み合わせることにより免疫細胞が浸潤する様子を観察することができたが、ラットでは観察することができなかった。次に、梗塞巣に集積する2種類のマクロファージが脳梗塞予後進展に及ぼす役割について解析した。その結果、この2種類のマクロファージの構成比率が脳梗塞の予後を大きく左右することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究から、脳梗塞巣に集積する常在性マイクログリア由来マクロファージ(MG-MΦ)及び骨髄由来の浸潤性マクロファージ(BM-MΦ)の構成比率が脳梗塞の予後を大きく左右することを明らかにした。従って、今後は脳梗塞の予後を悪化させるMG-MΦの構成比率の低下、または、MG-MΦの機能抑制をターゲットとした治療法の開発を行うことが、脳梗塞の新規治療薬の開発につながると考えている。
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