研究課題/領域番号 |
16K10725
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
末廣 栄一 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (10363110)
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研究分担者 |
鈴木 倫保 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80196873)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 軽症頭部外傷 / 血清バイオマーカー / Dダイマー / 組織因子 / 高次脳機能 / 頭部外傷 / バイオマーカー / 凝固線溶障害 / 頭部CT / 頭部CT / 高次脳機能障害 |
研究成果の概要 |
頭部CTにて脳損傷を伴う患者では、初診時の血清D-dimer値が有意に上昇し、カットオフ値を1.7 μg/mlとすると、高い感度と特異度を示した。つまり、脳損傷ありと診断する補助としてD-dimer値の測定は有用であった。また、この値は、NSEと有意な相関を認め脳損傷の程度を示していることが示唆された。同様に組織因子とも相関を認めており、D-dimer値の上昇に組織因子が関与している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
頭部外傷における脳損傷の程度を血清D-dimer値の測定にて数値化することが可能となった。また、組織因子による上昇機序を示すことにより信用性も増した。D-dimerの測定は、日本では日常的に可能な検査である。中枢神経領域の診察や画像診断は、非専門医にとっては、苦手意識もあり敬遠されがちである。D-dimerの測定は、非専門医にとっても頭部外傷の診断が容易に可能となるtoolと成り得る。
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