研究課題/領域番号 |
16K10779
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 九州大学 (2017-2018) 独立行政法人国立病院機構九州医療センター(臨床研究センター) (2016) |
研究代表者 |
秦 暢宏 九州大学, 大学病院, 講師 (10596034)
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研究分担者 |
空閑 太亮 九州大学, 大学病院, 助教 (40759932)
吉本 幸司 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (70444784)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | glioma / genetic analysis / molecular diagnosis / WHO2016 / glioblastoma / diffuse glioma / HRM / H3F3A / BRAF / IDH / TERT / H3 K27M / H3 G34R / point mutation / 遺伝子 / 癌 / トランスレーショナルリサーチ / 脳・神経 / ゲノム |
研究成果の概要 |
高解像度融解曲線解析:HRM法を応用した独自のグリオーマの遺伝子解析法(PLoS One. 2016 Aug 16;11(8):e0160489.)を確立した。このシステムから、HRMと従来のシークエンス解析、LOH解析、並びにMGMTメチル化解析を統合したプラットフォームを構築し、当施設の研究室内で一元的にグリオーマの分子診断を可能とするシステムを確立した。また、アーカイブ検体を用いて詳細な遺伝子解析を行い、分子診断と臨床像との関係や治療成績との相関について、数多くの論文発表を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アーカイブ検体を用いて詳細な遺伝子解析を行い、分子診断と臨床像との関係や治療成績との相関を分析することで、分子診断の意義を報告した。
統合的な解析プラットフォームの構築により、WHO2016分類における分子診断に必須となる遺伝子解析を網羅することが可能となったため、九州大学病院の先進医療:抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査、として申請し、2018年8月より稼働している。本先進医療を受けた患者は現在までに約40名に達しており、正確な分子診断に基づいた治療方針を提示することが可能となった。
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