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手掌腱膜における線維化制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16K10806
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 整形外科学
研究機関北海道大学

研究代表者

松井 雄一郎  北海道大学, 大学病院, 助教 (20374374)

研究分担者 村上 正晃  北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 教授 (00250514)
今 重之  福山大学, 薬学部, 教授 (90344499)
船越 忠直  北海道大学, 医学研究院, 客員研究員 (10528334)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードDupuytren拘縮 / 線維化 / 炎症回路 / デュピュイトラン拘縮 / 手掌腱膜 / Nodule / TGF-β1 / インテグリンαv / インテグリンα8 / 細胞・組織
研究成果の概要

2016年度までの研究により、デュピュイトラン拘縮における線維化の治療標的部位は、拘縮索(cord)ではなく結節(nodule)であること、治療のターゲット分子はインテグリンαvであることが示唆された。2017~2018年度では、病的手掌腱膜においてSTAT3及びNF-κBp65の活性化を認めたことから、本疾患において「炎症回路」が活性化していることが示唆された。また、SFRP4近傍の二つのSNP{(rs17171229)及び(rs16879765)}で、リスク遺伝子座の偏りが認められたことから、Wntシグナル伝達経路の異常が、本疾患の発症・進行に関与していることも示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

デュピュイトラン拘縮においてnoduleが線維化の活性化部位であることを示し、インテグリンαvの発現上昇によりTGF-β1が活性化され、線維化を促進する可能性が示唆された。次に、病的手掌腱膜においてSTAT3及びNF-κBの活性化を認めたことから、本疾患の「炎症回路」の関与が示唆された。また、分泌型Wntアンタゴニストの1つであるSFRP4近傍のSNPでリスク遺伝子座の偏りが認められたため、Wntシグナル伝達経路の異常が、デュピュイトラン拘縮の発症・進行に関与していることも示唆された。本研究におけるデュピュイトラン拘縮の病態解析により、さらに有用な治療法の開発の一助となるものと考える。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 2017

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Dupuytren拘縮における炎症回路活性化と疾患関連遺伝子の機能的関与の解析2018

    • 著者名/発表者名
      松井 雄一郎
    • 学会等名
      第33回日本整形外科学会基礎学術集会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] Dupuytren拘縮における線維化メカニズムの解析2017

    • 著者名/発表者名
      松井 雄一郎
    • 学会等名
      第60回日本手外科学会学術集会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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