研究課題/領域番号 |
16K10824
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
西良 浩一 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (10304528)
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研究分担者 |
森本 雅俊 徳島大学, 病院, 医員 (20748701)
東野 恒作 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 徳島大学専門研究員 (80380129)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 黄色靭帯 / コラーゲン線維 / 筋線維芽細胞 / 小胞ストレス / 小胞体ストレス / 肥厚 / 線維化 / 小胞体ストレス応答 |
研究成果の概要 |
脊椎の代表的な変性疾患の一つに腰部脊柱管狭窄症があり、その原因は黄色靭帯の肥厚が挙げられる。高齢に伴い黄色靭帯は肥厚していくことが分かっているが、その原因のメカニズムははっきりわかっていない。本研究で、タンパク質の分泌に強く関わっている小胞体ストレス応答が、黄色靭帯肥厚にも関わっていることが明らかになった。また、黄色靭帯から採取した線維芽細胞を用いた解析でもコラーゲン産生に伴い小胞体ストレスが惹起されていた。小胞体ストレスが靭帯肥厚の原因であるコラーゲン産生に強く関わっていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の高齢化の進展に伴い、脊椎の変性疾患が増加している。その代表疾患として腰部脊柱管肥厚症がある。特に日本人などのアジア人ではその有病率が多いといわれている。その原因の一つに黄色靭帯の肥厚が挙げられる。しかしながら、現在のところ薬剤を用いての靭帯肥厚を改善させることはできず、症状が強い場合、手術加療以外に存在していない。今回の調査にて、黄色靭帯の肥厚には小胞体ストレスが強く関わっている。小胞体ストレスを軽減させられる薬剤は、現在研究段階では複数種類存在しており、今後そのような薬剤による黄色靭帯肥厚の改善が期待できる。
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