研究課題/領域番号 |
16K10885
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
佐粧 孝久 千葉大学, 予防医学センター, 教授 (20312952)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 軟骨損傷 / 動物モデル / 部分軟骨損傷 / 介入効果 / 軟骨修復 / 軟骨部分損傷 / 自然治癒 / 週齢 / ラット |
研究成果の概要 |
部分軟骨損傷(PTCDs)を3,6,10,14週齢のラット膝関節に作成し、経時的に組織学的変化を検討した。その結果、1)3週齢では正常に修復、2)6週齢では正常に近い修復、3)10週齢以上では治癒しないこと、がわかった。軟骨修復作用があるとされる間葉系幹細胞(MSCs)を14週齢モデルに投与した所、6週齢に相当する治癒が得られ、PRP投与には効果がなかった。続いてMSCs投与時期を検討した。その結果、MSCsは損傷作成時と同時投与のみが有効であった。損傷作成後1週あるいは2週での投与では治癒効果を認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
部分軟骨損傷は変形性膝関節症(KOA)の大きな原因のひとつと考えられている。本研究では部分軟骨損傷に対する介入の効果を判定するために有用なモデル動物システムを構築できた。すなわち、モデル動物の週齢が高くなればなるほど介入にとってはハードルが上がり治癒困難となるのであり、介入方法の効果の強さの比較が可能となるのである。これを応用することで、現時点では開発が成功に至っていないDisease modifying OA drugsの効果を判定するシステムとして利用できると考えられる。
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