研究課題/領域番号 |
16K10905
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
大月 孝志 岡山大学, 保健学研究科, 非常勤研究員 (10534802)
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研究分担者 |
古松 毅之 岡山大学, 大学病院, 講師 (20432651)
西田 圭一郎 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (80284058)
廣畑 聡 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (90332791)
品岡 玲 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (90724500)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | エクソソーム / miRNA / マトリックス / ADAMTS / アグリカン / ヒアルロン酸 / コラーゲン / 変形性関節症 / micro RNA / メカニカルストレス |
研究成果の概要 |
関節液を遠心、酵素処理しエクソソーム(EVs)の精製する方法を確立した。更に軟骨細胞へのEVs添加試験系を確立しマトリックス成分、マトリックス分解酵素、ヒアルロン酸分解酵素mRNAの発現変化をRT-PCR法を用いて解析した。 軟骨細胞のEVs取り込み機構を解析し、クラスリンの関与するエンドサイトーシスであることを明らかにした。 軟骨細胞に対しメカニカルストレスを与え、炎症性サイトカインで誘導されるマトリックス分解酵素発現を抑制する可能性のあるmicro RNAを複数同定した。これらmicro RNAのタンパクレベルでのプロテオグリカン分解酵素産生抑制、ヒアルロン酸分解因子産生抑制を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
関節液からエクソソーム(EVs)の精製する方法を確立し、軟骨細胞へのEVs添加試験系を用いて滑液中EVsが周辺組織に作用するかを解析可能にした。また軟骨細胞のEVs取り込み機構を解明したことでEVs が変形性関節症(OA)にどのように関与するか、EVsの内包するどの成分(mRNA、miRNA、タンパク)が作用するのかという解析を行うことができるようになった。また、本研究でマトリックス分解酵素発現を抑制する可能性のあるmiRNAを同定し、これらmiRNAのタンパクレベルでのマトリックス分解因子産生抑制を確認した。OA治療薬としてのmiRNAの可能性が示された。
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