研究課題/領域番号 |
16K10922
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
油井 直子 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (20266696)
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研究分担者 |
遊道 和雄 聖マリアンナ医科大学, 医学研究科, 教授 (60272928)
唐澤 里江 聖マリアンナ医科大学, 医学研究科, 准教授 (50434410)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | DNA repair enzyme / chondrocyte / meniscus cell / mechanical stress / 核酸修復酵素 / 変形性関節症 / 軟骨変性 / 軟骨細胞 / 半月板細胞 / メカニカルストレス / 酸化ストレス |
研究成果の概要 |
軟骨細胞と半月板細胞において、メカニカルストレスに応答して「DNA損傷修復酵素調節機構」は防御機構として働くも、外因性ストレスに抗しきれなくなって防御機能が低下すると、関節支持組織としての軟骨と半月板は変性が進行していくことを示唆する知見を得た。これまでに、メカニカルストレスに応答するDNA損傷修復機構と細胞エネルギー代謝(解糖系・ATP産生)調節機構を、軟骨細胞と半月板細胞とで比較し、関節組織のメカニカルストレス応答機構、防御機構および関節変性の機序の解明を通じて、新規治療法開発の糸口が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の対象となる変形性関節症は、関節軟骨の変性・摩耗と二次性滑膜炎および軟骨・骨の新生増殖に基づく進行性の関節変性疾患である。発症早期から関節痛を訴え、病期の進行にしたがって関節痛の増悪と変形による可動性、支持性の低下をきたし、加齢とともに日常生活動作や運動能力は大きく障害される。本邦における患者数は1280万人強と推定され、年間約90万人もの新たな発症者がいるとの報告もある。 本研究を通じて、関節軟骨および半月板組織の変性と、メカニカルストレスに応答するDNA損傷修復酵素活性の変化に関する知見が明らかとなり、これを応用する関節軟骨・半月板変性に対する新たな予防・治療法開発の糸口が得られた。
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