研究課題/領域番号 |
16K10930
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
足立 裕史 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (80420355)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 相互作用 / 薬物動態学 / 生理学 / 麻酔作用 / 薬物相互作用 / 薬物動態 / 脳波 / 血中濃度 / 薬力学 / 麻酔薬 / 中枢神経系 / 全身麻酔 / 就眠 / 多次元解析 |
研究成果の概要 |
これまでの単一薬物に関する静的な薬物動態学から、麻酔とその深度に関して、複数の薬物の相互作用が経時的に変化する過程を検証し、動物実験を通じて結果を示した。特徴のある薬物を組み合わせる事により、全く新しい、臨床的にも望ましい特性を現す薬物の組み合わせを発見し、その薬物動態を俯瞰する事が出来た。また、麻酔作用の拮抗に関しても知見を得る事に成功した。引き続き、詳細なデータの解析を行って、モデルの精度を高めたい。 今後、臨床応用し得る可能性を提案し、概念について、診療の現場でも応用を図れる事が出来ると考えられる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動物実験による研究であるが、in vivoの実験であり、成果は臨床応用に用い得る可能性が高い。主として麻酔薬を対象とした研究であったが、他の分野に於いても、多くの薬物の組み合わせに関して、広く応用が可能と考えられる。近年問題となっている、急性期、集中治療の領域に於ける認知機能の障害、譫妄の発症予防に関しても、予防的な治療戦略を立てる際に有効である。 国際学会でも発表を継続し、高い評価を得て来た。今後、更に概念を発展させて、医療の安全性、確実性、効率性に寄与出来ると考える。
|