研究課題/領域番号 |
16K10976
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
|
研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
片山 浩 川崎医科大学, 医学部, 教授 (90161067)
|
研究分担者 |
千葉 義彦 星薬科大学, 薬学部, 教授 (00287848)
花崎 元彦 国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (60379790)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 虚血再潅流傷害 / マイクロRNA / 麻酔薬 / 臓器保護作用 / 全身麻酔 / 臓器保護 / 周術期管理学 |
研究成果の概要 |
本研究では麻酔薬による臓器保護作用に関与するマイクロRNA(miRNA)を見出すことを目的に研究を行った。ラット腎虚血再潅流(IR)モデルから採取した腎を対照群と比較 、有意な発現増加・減少を認めたmiRNAを見出し(miR-122-5p)、リアルタイムRT-PCR 法、データベース検索よりそのターゲットとして SLC7A1、RhoA が推測された。これによりSLC7A1やRhoA-ROCK系がIR傷害の機序に関わっていることが強く示唆された。またこれらの発現変動はセボフルランを付加した群において抑制されることが明らかとなり、麻酔薬による腎IR傷害抑制メカニズムの一端を解明することができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ラット虚血再潅流モデルから採取した腎を用い虚血再潅流傷害に関与するマイクロRNAを見出し、リアルタイムRT-PCR 法、データベース検索により腎虚血再潅流傷害の機序を解明した。これらの発現変動は吸入麻酔薬セボフルランを付加した群において抑制されており、麻酔薬が腎虚血再潅流傷害に対して保護的に作用するメカニズムを解明できた。
|