研究課題/領域番号 |
16K11016
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
齋藤 誠一 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80235043)
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研究分担者 |
須田 哲司 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40423347)
仲西 昌太郎 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40725321)
呉屋 真人 琉球大学, 医学部附属病院, 講師 (50295317)
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研究協力者 |
宮田 康好
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | prostate cancer / high-grade cancer / glycoprotein / SSEA-4 / 前立腺癌 / 高悪性度腺癌 / 糖鎖 / モノクローナル抗体RM2 / モノクローナル抗体RM1 / 悪性度 / マーカー |
研究成果の概要 |
前立腺癌の悪性度に関連する分子として、酵素蛋白PCGP-enz、解糖系関連蛋白PCGP-glyco、血圧関連分子PCGP-bp、ストレス応答分子PCGP-stress、ユビキチン関連蛋白PCGP-ub、高悪性度乳がんに共通発現する蛋白PCGP-br、肺癌にも発現する蛋白PCGP-lc、ER蛋白PCGP-er、等々を同定した。これらの分子のうち、PCGP-lcの高発現群は低発現群に比して、有意にGleason score (GS)が高かった。また、PCGP-erに関しては、高発現群は低発現群に比して有意にGSが高く、T stageも高かった。またSSEA-4が前立腺癌の悪性度に関連していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在早期前立腺癌の発見に貢献している血清PSAは悪性度判定ができないため、悪性度を判定できる新しいマーカーが必要とされている。本研究で悪性度の高い前立腺癌細胞内に現れる分子をいくつか同定した。実際の前立腺摘出術標本を用いて悪性度との関連も確認した。今後、これらの分子の中で前立腺癌患者さんの血清中にも検出されるものがあるか否かを確かめる予定である。高悪性度の前立腺癌が血清でわかるようになれば、積極的な治療が必要になり、命取りにならないようなら経過観察の適応が出て来るため、将来の臨床判断に役立てられるかもしれない。
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