研究課題/領域番号 |
16K11086
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
香山 晋輔 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (30528005)
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研究分担者 |
中村 仁美 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (80467571)
木村 正 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (90240845)
熊澤 惠一 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (90444546)
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研究協力者 |
小泉 花織 大阪大学, 大学院医学系研究科 産婦人科
金田 安史 大阪大学, 大学院医学系研究科 遺伝子治療学
西川 智之 大阪大学, 大学院医学系研究科 遺伝子治療学
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 生殖医学 / 妊孕性温存 / 初期子宮体癌 |
研究成果の概要 |
我が国における子宮体癌の罹患率は上昇傾向にある。40歳未満の若年者の締める割合は5.5%である。子宮体癌治療の標準治療は子宮摘出である一方で、近年の晩産化にともない初期子宮体癌における妊孕性温存の需要が上昇している。正常子宮内膜を温存しながら子宮局所でがん細胞に再標的化する事ができるような若年性の初期子宮体癌に対する新たな妊孕性温存療法が求められている。我々は過去にセンダイウイルスの外殻を用いたHVJ-Eベクターを用いて高効率に一過性にマウス子宮に遺伝子導入する方法を開発した。本研究では、これを初期子宮体癌の妊孕性温存療法に最適化する事を目的とし検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒト子宮は経腟的に直接的なアプローチができる臓器であるにもかかわらず、現在子宮に対するdrug delivery system (DDS)としては子宮内避妊器具であるレボノルゲストレル徐放型子宮内避妊システムおよびプロゲステロン腟坐剤しかない。動物モデルにおける子宮に対する遺伝子導入方法ですら、遺伝子導入効率を検討されたものはあまりない。HVJ-Eベクターは子宮に高効率に遺伝子導入できる事が確認されている。HVJ-Eベクターそのものの抗腫瘍効果だけでなく、高濃度のプロゲステロンや抗がん剤をHVJ-Eベクターにより送達する事により、より短期間に効果的な治療方法が提案できる可能性がある。
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