研究課題/領域番号 |
16K11166
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
鍔本 浩志 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (80340975)
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研究分担者 |
井上 佳代 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (80594754)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | がん治療 / リポジショニングドラッグ / 創薬 / トランスレーショナルリサーチ / repositioning / repurposing / anticancer / イトラコナゾール / リポジショニング / 子宮体癌 / AKT/mTOR / ABCA1 / 医療 / 悪性腫瘍 |
研究成果の概要 |
これまで複数のがん腫の患者についてイトラコナゾールの投与により予後が改善することを報告し、細胞株を用いた基礎的検討をおこなってきた。本研究でイトラコナゾールが子宮体癌に対してAKT/mTORを介して抗腫瘍効果を発揮することを明らかにした。また、実際にどのような患者に有効か臨床研究を行い、症状改善や腫瘍縮小を認めた患者について、がん組織や血液を解析した。本研究については2019年から特定臨床研究 (window of opportunity 試験、iRCTs051190006)として継続されている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新規がん治療薬の高騰により本邦の国民皆保険制度の破綻が危惧されており、ドラッグ・リポジショニングによるがん治療薬開発が期待されている。イトラコナゾールは安価で副作用が少ない抗真菌薬で、有効な患者を特定することでより効果的かつ安全安価ながん治療が可能となる。本研究では子宮体癌に対する作用機序の一端が明らかとなったが、他癌腫についても同様の結果が明らかとなっており、さまざまがん腫の患者への応用と新規薬剤開発が期待される。
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