研究課題/領域番号 |
16K11209
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
|
研究機関 | 国際医療福祉大学 (2017-2019) 信州大学 (2016) |
研究代表者 |
川岸 久太郎 国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (40313845)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 嗅神経細胞 / 嗅上皮 / ヒト / OMP / 嗅覚 / ステレオロジー |
研究成果の概要 |
鼻腔に存在する嗅神経細胞は生涯にわたり神経再生が起こっている特殊な神経細胞であり、神経再生のモデルとして注目されている。またヒトに関しては、嗅覚の異常が新型コロナウイルス感染や中枢神経変性疾患との関係により注目されているにもかかわらず、嗅神経細胞数が正確に計測されていないことが明らかとなった。この為、我々はヒト鼻腔に存在する嗅神経細胞の総数を明らかにするためにヒト鼻腔全体を標本として摘出しステレオロジーの手法を用いて観察を行った。 この結果、ヒト嗅上皮ではヒト嗅神経細胞の総数は一側で約630万個、その内嗅球に投射している成熟した嗅神経細胞数は一側で約430万個であることを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鼻腔に存在する嗅神経細胞は生涯にわたり神経再生が起こっている特殊な神経細胞であり、神経再生のモデルとして注目されている。またヒトに関しては、嗅覚の異常が新型コロナウイルス感染や中枢神経変性疾患との関係により注目されているにもかかわらず、総細胞数などの基礎データが明らかになっていなかった。この為、本研究で明らかとなった基礎データは今後の研究における指標として重要になることが考えられる。
|