研究課題
基盤研究(C)
アルツハイマー病、パーキンソン病などの神経変性疾患では、早期に嗅覚障害が出現し、これらの疾患を発症した患者ではほとんどの症例で嗅覚障害を伴っていることが知られている。そのため、嗅覚障害は、これらの疾患の早期発見のバイオマーカーになりうるのではないかとの仮説に基づき研究を進めてきた。その結果、軽度認知障害、アルツハイマー病患者では、健常高齢者と比較して、嗅覚機能が低下するとともに、MRIにより、嗅球、前頭葉、海馬、扁桃体の萎縮が生じていることが判明した。また、嗅覚同定能検査Open Essenceを用いた研究では、12種類のにおいのうち、カレーのにおいが、健常者とMCI患者、アルツハイマー病患者とを識別するのに有用であることが判明した。
2: おおむね順調に進展している
研究結果は揃い、学会、論文等での発表を行った。
研究を取りまとめた冊子が完成し、今後は学会、冊子等で発表し、本研究は終了としたい。
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