研究課題/領域番号 |
16K11254
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 愛知県がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
花井 信広 愛知県がんセンター(研究所), がん予防研究分野, 研究員 (80381797)
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研究協力者 |
古川 まどか
松浦 一登
藤本 保志
門田 伸也
下出 祐造
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 超音波検査 / 頭頸部癌 / 化学放射線療法 / 頸部リンパ節転移 / 頭頸部外科学 |
研究成果の概要 |
USによるCRT後の治療効果判定基準(案)を用いて頸部リンパ節診断を行い、CRT後におけるUS診断の有用性を評価した。最終的な結果として、USの正診率は81%(特異度83%、陰性適中率86%)であった。観察項目中のサイズ変化、エコーレベル、血流については治療前と12週目で有意な変化を認めた。一方でPET-CTの正診率は94%(特異度93%、陰性適中率100%)であった。PET-CTの正診率に及ばない結果であったが、治療効果判定基準(案)の改良や施行者間の読影の均一化でより精度を上げることができる可能性がある。USは安価で簡便であり、低侵襲で反復できる点で優れていることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CRT後の頸部リンパ節診断は正診率においてPET-CTが最も優れると言われるが、PET-CTは設備の偏在、また高額であることから保険制度上の施行制限があり、実臨床ではCTによって診断を行わざるを得ない場面も多い。本研究はCRT後の頸部リンパ節診断におけるUS診断の有用性、またCTに対する優位性を示したものである。USは人体にとって低侵襲であり、反復検査を行うことが出来る。US診断を用いることによって、患者負担を軽減し、医療経済面でもコストの軽減が可能である。
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