研究課題/領域番号 |
16K11287
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
木村 修平 岡山大学, 大学病院, 講師 (90628710)
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研究分担者 |
大内 淑代 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (00253229)
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研究協力者 |
白神 史雄
森實 祐基
戸島 慎二
荒木 亮一
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 網膜色素上皮細胞 / 外的ストレス / 組織プラスミノーゲン活性化因子 / iPS由来網膜色素上皮細胞 / iPSRPE由来網膜色素上皮細胞 / 細胞・組織 / 人工多能性幹細胞由来網膜色素上皮細胞 |
研究成果の概要 |
網膜疾患が網膜色素上皮細胞 (RPE) の機能に及ぼす影響を検討するため、種々のストレスを負荷し、RPEの障害に関与する因子を検討し、網膜疾患に対する新たな治療法開発の基盤となる研究を行った。 RPEに対する 組織プラスミノーゲン活性化因子 (tPA) の毒性によるストレス負荷の検討では、tPAは低濃度短時間(83μg/ml, 6時間)ではRPEに対して毒性を示さなかったが、濃度および時間依存性に毒性が増加した。tPAによる細胞毒性の原因として添加剤であるL-arginineが考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
網膜疾患は本邦の失明の主な原因であり、今後患者数が急増すると考えられている。網膜疾患において視力が障害される共通のメカニズムとして、網膜色素上皮細胞(RPE)の障害が挙げられる。本研究は、RPEにどのようなストレスがかかると障害されるのかということを探る基盤となる検討を行った。中でも、網膜下出血に対して投与される組織プラスミノーゲン活性化因子 (tPA) のRPEに対する毒性が、濃度および時間依存性に増加する点が判明したことにより、難治である網膜下出血に対する治療選択の一つの指標になる研究結果が得られた。
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