研究課題/領域番号 |
16K11313
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
中澤 満 弘前大学, 医学研究科, 教授 (80180272)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 網膜色素変性 / カルパイン / 視細胞死 / ミトコンドリアカルパイン / ペプチド治療 / RCSラット / ロドプシン遺伝子 / ロドプシン / 遺伝性網膜変性疾患 / 眼薬理学 / 光干渉断層法 / 視細胞保護 / トランスレーショナルリサーチ / 薬理学 |
研究成果の概要 |
我々が開発したラットのミトコンドリアカルパイン-1の活性を特異的に競合阻害するペプチドを用いて、網膜色素変性モデルラットに投与することで視細胞変性の進行を阻止できるかどうかを検討することを最終目的として研究を進めた。網膜変性モデルラットとしてRCSラットを用いて、まず網膜変性の自然経過を光干渉断層計にて詳細に観察した後、カルパイン阻害ペプチドを除放するデバイスを作成してそのデバイスがラット眼球結膜下に安全かつ確実に埋植できることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
いまだ有効な治療法のない網膜色素変性についてその本質である視細胞死を直接の標的とする治療法の開発を目的とした研究である。カルパイン阻害ペプチドを投与することで視細胞死の進行が少しでも遅延させることができればそれだけ患者の視機能保持期間の延長につながる。本研究はカルパイン阻害ペプチドの細胞死阻害効果を臨床的に応用する道筋を見いだすことを目標としており、ペプチドの除放デバイスの安全性が確認できたことはさらに次の段階へと進む基盤となったことを示している。
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