研究課題
基盤研究(C)
IKZF1による皮膚粘膜炎症(眼表面炎症含む)の制御機構を解析して、IKZF1がリンパ球だけではなく、眼表面上皮や皮膚表皮に発現していることを明らかとした。さらに、ヒト培養上皮細胞において、IKZF1は、TLR3リガンドであるpolyI:Cで誘導されること、IKZF1を抑制すると様々な炎症性サイトカインの産生が抑制されることを明らかとした。また、ケラチン5をプロモーターとして結膜上皮ならびに皮膚表皮等上皮特異的にIKZF1を強発現させたIKZF1 Tgマウスは、皮膚粘膜炎症を自然発症すること、IKZF1 Tgマウスの表皮では、様々な遺伝子が強発現していることを明らかとした。
全ゲノム関連解析によりIKZF1遺伝子が皮膚粘膜炎症性疾患の発症に大きく関与していることが研究代表者の以前の研究で明らかとなっている。本研究は、生体において、IKZF1遺伝子が皮膚粘膜炎症を制御していることを世界で初めて発見した重要な研究である。本研究により、IKZF1は皮膚粘膜炎症疾患に対する新規治療薬の標的となると考えられる。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 3件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 7件、 招待講演 2件)
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