研究課題/領域番号 |
16K11346
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児外科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
伊崎 智子 九州大学, 大学病院, 講師 (90423491)
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研究分担者 |
田口 智章 九州大学, 医学研究院, 教授 (20197247)
吉丸 耕一朗 九州大学, 医学研究院, 講師 (60711190)
岩中 剛 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (70741198)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ヒルシュスプルング病 / 疾患特異的歯髄幹細胞 / SHED / 脱落乳歯髄蕊幹細胞 / ヒルシュスプルング病関連腸炎 / 脱落乳歯由来歯髄幹細胞 / 移植・再生医療 / 医療・福祉 / 再生医学 |
研究成果の概要 |
乳歯歯髄由来幹細胞(SHED)は他の間葉系幹細胞と同様に、多分化能と高い増殖能を持つ。乳歯は従来「捨てる」ものであるため入手が容易であることから幹細胞研究において大変魅力のあるソースであり、すでにSHEDの細胞単離と増殖・分化誘導法が開発され、骨細胞、軟骨細胞、脂肪細胞、肝細胞などへの分化誘導が成功している。今回ヒルシュスプルング病(以下、H病)患者から、H病特異的SHEDを単離し、腸管への誘導を行いモデル腸管の作成を行い、疾患特異的な腸管粘膜機能、特に腸管免疫機構の解析を予定していたが、残念ながら、乳歯を取得することができず、実験系の樹立に至らず基盤整備に留まった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Hirschsprung病(H病)は腸管神経節細胞の分布異常による腸管蠕動障害が原因であることはわかっているが、分布異常の原因はまだ完全に明らかではない。現在複数の原因遺伝子とその遺伝形式が同定され、多様な生物学的システムが絡んでいると考えられる。疾患特異的乳歯歯髄由来幹細胞(SHED)を作成、利用して解析を行うことは、患児のわずかな負担で機能解析が可能だが、今回は研究系が樹立できなかった。
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