研究課題/領域番号 |
16K11448
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
永田 健吾 九州大学, 歯学研究院, 助教 (90189134)
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研究分担者 |
清島 保 九州大学, 歯学研究院, 教授 (20264054)
和田 裕子 九州大学, 歯学研究院, 助教 (70380706)
藤井 慎介 九州大学, 歯学研究院, 助教 (60452786)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 歯の発生 / エナメル芽細胞 / エナメル質分泌 / GRP78 / エナメル質形成 / β-カテニン / 石灰化 / 分子シャペロン |
研究成果の概要 |
GRP78は、分子シャペロンとして、小胞体ストレス時に小胞体の恒常性維持に作用しているが、歯原性上皮組織のエナメル質形成に関するGRP78の機能については不明な点が多い。本研究は、マウス臼歯歯胚および切歯歯胚を対象に、歯原性上皮組織でのGRP78の役割を明らかにすることを目的とした。マウス大臼歯および切歯の分泌期のエナメル芽細胞にGRP78の強発現が見られることから、GRP78は上皮組織の石灰化においても重要な役割を担っていることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発生における器官の形態形成の多くは上皮と間葉の相互作用で進んでいく。歯の形態形成は、細胞の分化段階が細かく観察でき、器官形成のモデルとして優れている。これまでに上皮組織や間葉組織に作用する因子が数多く調べられているが、エナメル質形成に関してのGRPの関与は報告されていない。今回、歯の発生機構を明らかにすることで、生物学的な意義だけでなく、再生医療を見据えた臨床応用にむけての意義が考えられる。
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