研究課題/領域番号 |
16K11464
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
|
研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
村上 幸孝 朝日大学, 歯学部, 教授 (60239506)
|
研究分担者 |
猪俣 恵 朝日大学, 歯学部, 講師 (40553798)
|
研究協力者 |
長谷川 義明
吉村 文信
引頭 毅
堀江 俊
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 歯周病関連細菌 / 外膜蛋白質 / 糖鎖修飾 / 酵素 / OmpA様蛋白質 / 細菌 / 歯学 / 蛋白質 / 糖鎖 |
研究成果の概要 |
歯周病関連細菌の外膜にあるOmpA様蛋白質にはN-アセチルグルコサミンやシアル酸による糖鎖修飾がみられる。これらに関わる糖転移酵素を検索すると、N-アセチルグルコサミンについては候補となる酵素蛋白質を見つけることができた。シアル酸については酵素の候補を見つけることができなかったので、別の酵素がその機能を代替していると考えている。糖転移酵素変異株の作製に手間取ったため、阻害剤による影響を検討した。糖蛋白質の発現には明確な違いが見られなかったが、菌体の増殖には影響が認められた。また、糖鎖を有するOmpA様蛋白質は、血清抵抗性や抗菌ペプチドに対する抵抗性にも関与することが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
主要な歯周病関連細菌において外膜蛋白質OmpAの糖鎖修飾に関わる糖転移酵素を絞り込み、糖転移酵素に対する阻害剤が菌体への影響を与えることを示した。また、OmpAが血清抵抗性などの病原性にも関与する実例を見つけることができた。これらのことから、糖鎖修飾をもつOmpAの制御が、歯周病の予防や治療につながる可能性がさらに高まったと考えている。
|