研究課題/領域番号 |
16K11500
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
|
研究機関 | 長崎国際大学 |
研究代表者 |
相田 美和 長崎国際大学, 薬学部, 講師 (20258528)
|
研究分担者 |
梨田 智子 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 非常勤講師 (10133464)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | シェーグレン症候群 / 唾液分泌 / フラボノイド / TLR3 |
研究成果の概要 |
シェーグレン症候群は、ドライアイ及びドライマウスを主訴とする全身性自己免疫疾患である。これまでに、患者唾液腺においてToll様受容体3(TLR3)発現量が亢進していることが知られている。そこで本研究では、ドライマウス症状を緩解に導く物質の検索を目的として、TLR3抑制作用を有する物質の唾液分泌への影響を検討した。 ヒト顎下腺由来細胞A-253で高いTLR3抑制効を示したLuteolinをシェーグレン症候群モデルマウスのNODマウスに投与したところ、ピロカルピン刺激下の唾液分泌速度が、投与群は対照群と比べて有意に高かった。Luteolinは唾液分泌障害を抑える治療薬になり得ることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本疾患には、他の自己免疫疾患がない一次性と、他の自己免疫疾患(慢性関節リウマチ、全身性エリトマトーデス等)の罹患者が本疾患を併発する二次性に二分される。先行する自己免疫疾患の治療と並行して、発症前から唾液腺障害を予防するような使用法も想定できる。 また、作用機序の検討から、本研究の成果は経年変化による唾液分泌量減少を抑制する効果を有するものとして、健康寿命の延伸への貢献も期待される。
|