研究課題/領域番号 |
16K11545
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
荒牧 音 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 非常勤講師 (60634615)
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研究分担者 |
川島 伸之 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (60272605)
島田 康史 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (60282761)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 免疫応答 / 歯髄 / 樹状細胞 / う蝕 / 免疫 |
研究成果の概要 |
本研究では、ヒト歯髄におけるリンパ球、マクロファージ、樹状細胞の分布や比率を明らかにすると同時に、ラットう蝕モデルを作成し歯髄樹状細胞のサブセット、機能評価する及びう蝕における獲得免疫系の関与を明らかにすることを目的とした。これまでマウス歯髄の最前線に分岐状の細胞が多く存在し、樹状細胞であるとの報告があったが、我々はこれら最前線の分岐状の細胞が、マクロファージのマーカーとして用いられているIba1陽性であることから、マクロファージである可能性が高いことを示し、歯髄の免疫応答にこのマクロファージが重要な役割を果たしていることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々の研究成果から、象牙芽細胞層最前線に存在するIba1陽性細胞はマクロファージと考えられ、う蝕などの歯髄における免疫応答に重要な役割を果たしていると考えられた。う蝕における獲得免疫系の関与を研究した報告はなく、今後歯髄の免疫機構の解明が進めば、う蝕治療において生体防御機構を利用した新しい治療法の確立が可能となると考えられる。
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