研究課題/領域番号 |
16K11561
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 明海大学 |
研究代表者 |
横瀬 敏志 明海大学, 歯学部, 教授 (90245803)
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研究協力者 |
山崎 崇秀
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | Laser / インプラント / 閉経後骨粗鬆症 / 骨形成 / ラット / レーザー照射 / オッセオインテグレーション / OVXラット / レーザー刺激 / 骨粗鬆症 / 半導体レーザー / 照射エネルギー / ラット脛骨 / 骨細胞 / 骨代謝 / レーザー / 顎骨 / メカニカルストレス / 骨再生療法 |
研究成果の概要 |
骨組織において低出力のレーザー(LLLT)照射をして、骨細胞の機能をコントロールすることにより骨形成を促進させることを目的に実験を行った。閉経後骨粗鬆症のモデル動物として卵巣摘出(OVX)ラットと正常(Sham)ラット用いて、脛骨にインプラントを埋入しその後半導体レーザーを低出力で照射した。その結果、OVX,Shamラットともにレーザー照射したインプラントの周囲には骨形成が促進され、非照射に比較して有意に骨形成が誘導できた。これら結果は半導体レーザーが骨細胞に作用して骨形成を誘導していることを示している。さらに、閉経後骨粗鬆症患者の骨誘導にもレーザー照射が有効であることを示している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人生100歳時代をむかえる最中、咀嚼機能を維持することは重要な課題である。このためにはインプラントは有効な咬合機能を回復させる手段である。同時に超高齢社会では骨粗鬆症患者に対するインプラント治療も同時に増加する。そのためにインプラント治療を早期に確実に成功させるために骨形成を誘導する方法は多く開発されている。今回検証したレーザー治療は低侵襲性の治療であり、副作用が少ないことが考えられる。LLLT作用が骨粗鬆症の骨組織でも骨を誘導でき、インプラント治療に応用可能であることが示された。本研究結果は今後の高齢者歯科治療の発展にも貢献でき社会的意義は高いと考える。
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