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歯髄細胞の幹細胞化を応用した新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K11600
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 補綴・理工系歯学
研究機関徳島大学

研究代表者

宮城 麻友  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (20625719)

研究分担者 井上 美穂  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (20271059)
松香 芳三  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (90243477)
大野 充昭  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (60613156)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード歯髄細胞 / TNF-α / 幹細胞 / 幹細胞化
研究成果の概要

TNF-α刺激歯髄細胞から得たタンパク質から、抗体アレイにてp38MAPK、TRAF1等が検出された。
また、骨髄由来細胞(BMC)においてもTNF-αの刺激は細胞増殖や細胞形態に影響を与えず、未分化性マーカー遺伝子の発現を上昇させた。TNF-α刺激群および非刺激群のBMCを各誘導培地で培養し、マーカー遺伝子の発現をリアルタイムRT-PCRで比較すると、骨芽細胞、軟骨細胞、神経細胞マーカーは非刺激群の方が高い発現量を示し、脂肪細胞マーカーは有意差を認めなかった。TNF-α短期刺激により骨分化は一時的に遅延する傾向があったが、これは幹細胞性質を持つ細胞の割合が増加した可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

TNF-αがBMCの未分化性獲得に関与し、幹細胞性質を保ったまま大量培養できる可能性が示されたことから、歯槽骨や神経の再生、骨折・抜歯窩の治癒促進への貢献が期待される。また、メカニズムを解明し、歯髄組織において人為的に象牙芽細胞の再活性化を促すことで、歯髄組織の再生、象牙質の再生に結びつけることが可能となれば、抜髄リスクの軽減やう蝕の抑制、歯の延命、さらには、健康寿命の延長につながると考えている。また、この技術が他の細胞でも応用できれば、今後再生医療における細胞材料としての幅を広げることができると考える。

報告書

(8件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 炎症環境による歯髄細胞の幹細胞化―歯髄細胞分化に与えるTNF-αの影響―2016

    • 著者名/発表者名
      上枝麻友
    • 学会等名
      日本顎口腔機能学会第56 回学術大会
    • 発表場所
      東洋大学川越キャンパス (埼玉県川越市)
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2024-01-30  

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