研究課題/領域番号 |
16K11603
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
尾立 哲郎 長崎大学, 病院(歯学系), 講師 (70513167)
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研究分担者 |
澤瀬 隆 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (80253681)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | インプラントアバットメント / インプラント周囲炎 / コラーゲン繊維 / インプラント / アバットメント / 生体活性ガラス / 非晶質シリカ膜 |
研究成果の概要 |
本研究では非晶質(アモルファス)シリカを表面に応用することで、歯肉線維芽細胞の接着とコラーゲン産生の向上、さらに抗菌性を併せ持つ新規機能性インプラントアバットメント表面の創生を目的とした。 ゾル-ゲル法にてジルコニア表面にアモルファスシリカコーティングを行い、ヒト歯肉線維芽細胞を培養したところ、コラーゲン遺伝子発現の増強を認めた。これにより周囲粘膜組織に存在する歯肉線維芽細胞の活性を向上し、コラーゲン繊維の増産を促すことが示唆される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インプラント支持骨まで炎症が波及し骨吸収を起こしているインプラント周囲炎は、インプラント埋入患者の28~56%程度に認められると報告されており、インプラント失敗の最も大きな原因の1つである。 アバットメント表面にアモルファスシリカコーティングを行うことで、周囲粘膜組織に存在する歯肉線維芽細胞の活性を向上し、コラーゲン繊維の増産を促すことが示された。これは、インプラント周囲組織のバイオタイプを改善し、インプラント周囲炎防御に対して優位に働くことが考えられる。
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