研究課題/領域番号 |
16K11688
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
|
研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
仙頭 慎哉 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (30635264)
|
研究分担者 |
山本 哲也 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (00200824)
笹部 衣里 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 講師 (40363288)
北村 直也 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 講師 (70351921)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 口腔扁平上皮癌 / エクソソーム / EGFR / マクロピノサイトーシス / マイクロピノサイトーシス |
研究成果の概要 |
癌細胞が分泌するエクソソームは癌細胞自身に取り込まれ、エクソソーム内包物質を介して下流のシグナルを活性化し、癌の発育・進展を促進することが知られている。しかしながら、エクソソームの細胞内への取り込み機構は未だ十分に解明されていない。本研究では、口腔扁平上皮癌(OSC)細胞において、EGFにより誘導されるアクチン依存性マクロピノサイトーシスがOSC細胞内へのエクソソームの取り込みを促進するとともに、EGFR標的薬(エルロチニブ、セツキシマブ)がこの作用を阻害することを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
セツキシマブはEGFRのリガンド結合部位にEGFと競合的に結合し、EGFRのシグナル伝達阻害を介して、癌細胞の増殖、遊走、生存、浸潤などの細胞機能を阻害することから、大腸癌、頭頸部癌に臨床応用されている。本研究では、セツキシマブの抗腫瘍効果の新たな作用機序として、癌細胞分泌エクソソームの癌細胞内への取り込み阻害作用を明らかにした。
|