研究課題/領域番号 |
16K11732
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
山崎 浩史 東海大学, 医学部, 准教授 (00338708)
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研究分担者 |
森 泰昌 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (00296708)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 外科系歯学 / 臨床腫瘍学 / 口腔癌 / 口腔扁平上皮癌 / 分子標的薬 / 歯学 / 癌 / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
口腔扁平上皮癌(OSCC)における変異型上皮成長因子受容体(EGFRvⅢ)の発現を検討した。手術療法を施行したOSCC症例96例を対象とした。手術によって得られた組織の一部をサンプルとした。RT-PCR、サンガーシークエンス、デジタルPCR、次世代シークエンスを行い検討した。OSCCにおけるEGFRvⅢの検出は不安定であった。しかし、少なくとも3例 (3/96 3%)で確実に発現していると考えられた。また、セツキシマブ耐性OSCC細胞株、EGFRvⅢ導入OSCC細胞株を用いて検討したが、EGFRvⅢのタンパク質レベルでの発現やシグナル経路の変化を確認することはできなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
上皮成長因子受容体(EGFR)の抗体であるセツキシマブ(Cmab)は、局所進行あるいは再発転移口腔癌(OSCC)の標準治療に用いられている。そのため、Cmabに関するバイオマーカーの確立は重要であるが、現在のところ真に有用なバイオマーカーは存在せず、これを発見することはきわめて重要である。Cmabは野生型に対する抗体であり、変異型であるEGFRvⅢへの結合性は低いため、EGFRvⅢを指標としたネガティブセレクションの可能性が示唆されている。
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